1936年忠清南道扶餘群軍守里の百済寺址から発見された金銅菩薩である。
頭には華やかな冠をかぶり、顔の左右に太い髪の毛が肩まで長く下がっている。顔は丸く、深奥な微笑みが写実的に表現されていて百済人の穏やかさが感じられる。体は太い服に包まれているが量感があって堂々な姿である。服は足首のところまで長くぶら下がっていて鳥の羽のように広がった形をしている。右手は薬指と小指を曲げたまま上を向いていて、左手は手の甲を見せながら下に下げている。この仏像は服の形、手の形等が時代的な特徴をよく表せていて、広い顔や穏やかな微笑みは百済仏像によく描写されるもので、百済人の顔を写実的に表現した6世紀の仏像と思われる。
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