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 ■ 百済昌王銘石造舎利龕
• 所在地 : 忠南扶餘郡扶餘邑東南里16ー1
• 指定番号 : 国宝第288号
• 問い合わせ : 国立扶餘博物館 041ー834ー6321
詳細情報
 

扶餘陵山里寺址の塔の心礎石の上で出土された御影石製のこの舎利龕は、直六面体の上部をアーチ型にした形をしている。前後に同じ形の龕室があるが前面に蓋まで備えてある龕室が舎利奉安所として使われた。
出土当時、すでに舎利龕は廃棄された状態だったので舎利容器はなかった。舎利龕は上部はアーチ型、下部は平らな高さ74センチ、横立て50センチのトンネル型である。龕室の内部は高さ45センチ、幅25.3センチ、深さ25.5センチで、龕室の外側に蓋を閉じるように彫ってある部分の4センチを除くと実際の空間は深さ21.5センチである。
龕室の左右には中国の南北朝時代の書体である隸書風の字が10字ずつ刻まれてあるが、銘文の内容は次のようだ。「百済昌王一三年太歳在丁亥妹兄公主供養舎利」この舎利龕は聖王の息子で554年に王様になった昌王(威徳王)により567年に作られ、聖王の娘であり昌王の兄弟である公主が舎利を供養したという内容だ。
この舎利龕は舎利を奉安した年代や供養者が明確であるため百済寺址としては最初に寺の創建年度が当時の遺物により明確になった。また同じ寺址から発掘された扶餘陵山里出土百済金銅大香爐の年代まで明らかになり、百済文化を研究するに当ってとても大事な資料である。